毎年のこと、そして変化

毎週千葉と大阪を行き来しております。
車窓の景色、季節の移り変わりは何度見ても飽きないものです。
生きている自然と、生きている人の営みだからでしょうか。それとも窓枠の中に現れて消えてゆく紙芝居だからでしょうか。
ペーパーとしての写真、写真上の画像、はいつまでも変わらず止まっております。
いつまでも静止しているからこそ、おもしろくもあり、難しくもあります。

プリントがいつまで持つのかという話は置いておいて、やはり古い写真に写っているものは人の脳を刺激します。先日プリンタ複合機の紹介記事で30年~40年前の写真をスキャンしてプリントする作業をいくつか行いました。
白から黒までの階調を整える(例えばレベル補正でも、トーンカーブでも)処理は、2次元では不可能なのではないかという疑問が生じました。うまくいえないのですが、銀粒子を取り込む(スキャンする)ことは、ある面しか見えていないのではないかという疑問です。写っているものを見た心理面の変化と言うことではなく、もっとモノ的なことなのですが。

この問題は別の面から考えて、実験してみたいと思います。
画像は奈良県内のバス車中からみえた冬色です。
毎年のこと、そして変化_c0002682_1104347.jpg

  by dojou7 | 2004-11-29 11:00 | 街の記憶

<< これから千葉へ戻ります 秋冬に見る花 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE